身体表現性障害は5つの種類に分類される|原因解明が難しい病

自分の体を気にする病気

医師

その病気にかかる人の確率

身体表現性障害は別名心気症とよばれている病気で、昔は主に男性がかかる確率の高い病気だと考えられていました。その理由は、女性の場合はヒステリーを起こすことから、たとえ身体表現性障害を抱えていたとしても病気だと受け入れられずに、ヒステリーで片付けられていたためだと考えられています。しかし現代では男性に限らず女性でも身体表現性障害にかかることがあり、どの年代にも発病する可能性はあります。主に20代から30代にかけて始まることが多いといわれています。50代を越えて発症した患者も存在していたりするのですが、その背景にはうつ病を発症したことがきっかけとなり、その症状を訴える傾向があったりします。その有病率は一般人では1パーセントから5パーセントであり、その中でも、病院で診てもらう確率は2パーセントから7パーセントと少ないものです。一般人の中で1パーセントから5パーセントという言葉は少ない数字だと感じられるかもしれませんが、100人に1人から5人が発症しているということになるので、決して少ないものではありません。その身体表現性障害を治療するにあたって、欧米では認知行動療法が支流となってきています。ですが日本ではまだまだその治療法は広がりつつあるのですが多くはありません。ですがその治療法を行なう精神科や心療内科が出てきていることから、これから利用しようとする病院も増えてくるようになるかもしれません。再発があまりないもので欧米では認知行動療法が一般的にある治療法となっています。

どのように対応すればいいか

身体表現性障害の患者は自分が重い病気になってしまっていることを常に不安に感じているため、周囲が気にしすぎと伝えても「理解してくれない」ということで患者はさらに病気にしがみついてしまうようになります。そして心の問題だと周囲が分かったとして家族の誰かが「精神科にいこう」というと、実は身体表現性障害を抱えている患者の多くは身体機能を強く意識していることもあり、心理的な説明をかたくなに拒否することもあります。また直接的に精神科という言葉を口に出すと、さらにひきこもってしまう可能性もあるため注意が必要です。だからといって患者の言うことばかりを鵜呑みのするように受け入れてはいけません。動悸がして苦しいと伝えてくる患者に横になるよう寝ていることを勧めたりすることで、さらに「やっぱり私は病気なんだ」と神経症的なパターンを固定させてしまうこともあるのです。なんとか精神科や心療内科へ連れて行こうとするであれば「心と体はつながりがあるかもしれないから念のため精神科に診てもらおう」というような勧める言い方をすることで動いてくれる可能性は高まります。そして徐々に病気が回復傾向になってきたときに、周囲が「良くなったね」のような言葉をかけてはいけません。しばし患者は「良くなった」といわれると「いつかまた悪くなる」という不安を抱え込みやすくなると言われています。一番良いのは、つかず離れずの状態で周囲が見守っていくことがよく、かまい過ぎもよくありませんしかまい過ぎないこともよくないということなのです。早期解決を図るためにも、家族間で悩むのではなく、医療機関に相談し治療を進めるようにしましょう。